旧線 蘇我~鎌取 【遺構探索】

サイクリング

1.はじめに

 はじめに、この遺構探索から始まる全6回ほどの投稿は、シリーズは違えど、繋げてご覧いただくと、1本のストーリーとなっております。また、次回以降の投稿ではそれ以前の投稿の内容を一部引き継いでの執筆となる場合もありますので予めご了承ください。

2.自転車

 一連の旅は、かつて「廃旅館 新川」のあった、千葉県緑区付近からスタートします。というのもあの一件以降に、友人が新たな廃線跡らしきものを見つけたというのです。また、その近辺には、どうやらそれ以上の遺構や未成線なるものが存在するようで、私はどうもそのものに惹かれてしまいました。そこで友人から自転車(変速6段、前カゴ付のママチャリ)を借り、その遺構を探ることにしました。

3.おゆみ野

 友人から借りた自転車で、まず目指すはJR鎌取駅。今でこそ、一日に数万人が利用する駅ですが、昔は数百人しか使わなかった時期もあったそうで、その頃の駅は今とは違ったそう。その影響か、路線にも改良が加えられているようで、その遺構が今でも若干と残っているそうなのです。
 京成のおゆみ野駅から自転車で大通りへと出ますが、そのときにまさかの自転車専用レーンがありました。どうやら、近年、千葉市全体でこういったレーンが作られているようです。

走りやすい自転車レーンだ

 ちなみに、画像の1つ先に見える信号で左に曲がると、以下のようなバス停を見ることができます。

「City&City おゆみ野」の表記

 ここで言う「City&City おゆみ野」とは、かつてのニュータウン計画の名残です。というのも、このニュータウン計画は、隣の町である「ちはら台」と一緒に1960年代から開発されたものであり、当初のニュータウンの愛称がコレだったのです。友人の話では、現在ではその愛称が使われることはほとんど無く(そりゃそうだ)、このバス停程度にしか名残を見ることはできないそうです。

名も無き市道は市境で急に終わりを告げる

 また、少し進むと画像のような高規格な市道をオーバークロスする橋に差し掛かりますが、実はこの市道にも未成区間が存在し、反対方向に2km弱進み、隣の市原市との市境を目前に、いきなり道路が途切れてしまいます。が、それはまた別の話になります。

南口は開発によって綺麗なブロックが敷き詰めてある

 さて、鎌取駅に着きますと、その駅前の静寂さと綺麗さに目を奪われます。訪れたのが休日の昼ということもあるのでしょうが、あまりにも静かであったことに自分は驚かされました。どうやらこの平日との差が、この町がベッドタウンであることを象徴しているようです。
 ところで、本題に戻りますが、現時点で南口はおゆみ野ニュータウンの開発により、あたり一面にブロックが敷き詰められた上で、ロータリーがある綺麗な駅前へと変化しています。開業当時の駅は二面二線の対向式ホームだったという話ですが、南口を見る限りではそういった遺構を探すことは難しいようです。

北口は南口に比べて土地が広いようだ

 そこで、駅舎を越えて北口へと回ったところ、なにやら不自然な土地を見つけました。この緑で囲われた部分にもう1本ほどレールが入りそうな余裕があるのです。当時の駅が先述のように二面二線であったことを考えると、かつてのホームの用地であったとも考えられますが、なにぶん立ち入ることができないので、憶測の域を抜けることはできませんでした。

 4.外房線に沿って

駅の西側から駅を望む

 さて、駅の北口から西へと進み、駅に一番近い踏切から駅を眺めることにしました、がここであまりにも広いこの土地を発見しました。かつて、ここを鉄道が走っていたのかもしれません。現在でも、レールの真横に柵が設置されていないのもまた、当時から所有者が鉄道事業者のままであることを意味しているのかもしれません。

 また、更に西へと進み、葬儀場の前からも駅の方を望みます。ここでも線路が2本ほど入りそうな広い用地が確保されていて、かつてはこの方向に鉄道が走っていたのかもしれないという可能性を秘めていました。が、現在では先ほどよりも、頑丈な入り口が聳え立っていて、とても探索ができるような状態ではありませんでした。

 最後に、その踏切の跡地から直線上に進んだところにある広大な敷地へと足を運びました。現在、広大な敷地同士の間には、画像右のような大きなマンションが建ってしまい、完全な探索を行うことはもはや不可能になってしまいましたが、その隣に立っている不自然なコンクリート柱のようなものは、もしかすると鉄道のものであったかもしれません。ただ、現状ではここにも立ち入ることはできないため、外側からの探索になります。
 また、国土地理院によると、この広大な敷地の端において旧線の区間は終了し、それより蘇我方はかねてよりの線路であるそうで、これ以上の旧線は存在しないようでした。
 そこで、私はこの探索を終了し、次の探索である「赤井駅と県道67号線の未成線」に向かうことにしました。

次回へ

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