1.前書き
皆さん、お久しぶりです。これから気まぐれに、この「旅人の語るバス」シリーズを投稿していきたいと思います(このシリーズは主に「巾着袋」が、執筆していきます)。
2.バスの種類
さて、いきなりですが「バス」と言われて、皆さんはどのようなものを思い浮かべられるでしょうか。え?バスっていくつもあるの?と思われる方も多いと思いますが、まずはこのシリーズを始めるにあたり、整理をしていきたいと思います。
面倒だな…とか、そんなのわかってるよ…などと思われている方は、是非次回以降からお楽しみください。
2-1.高速バス(乗合バス)
さて、まず最初はこのバス。所謂「高速バス」と呼ばれるものです。その名の通り、高速を走ることに対応した機器(ETCなど)や、長距離対応の設備(トイレ・リクライニング・シート)が整っています。
しかし、分類上は「大型乗合バス」という扱いになります。乗合バスとは、その「乗合」という名前が指すように、お金を出せば全ての乗客が等しく乗ることができるというものです。後に解説する所謂「路線バス」と同じような扱いなのです。
現在、日本でこの「大型乗合バス」を販売しているのは「ジェイバス(日野・いすゞ)」と「三菱ふそう」と「ヒュンダイ(現代自動車)」などです。
2-2.路線バス(乗合バス)
さて、「高速バス」と対になるのがこの「路線バス」なるものです。このバスも、多くが乗合バスと言われる登録をされていて、定められた路線を料金を出せば平等に乗れるものです。
2-3.マイクロバス(貸切バス)
但し、全てのバスが乗合であるとは限りません。例えば、以下の写真もバスに含まれます。
ロゴからもわかる通り、れっきとした「バス」であることには間違いありません。ではこれは、事業用車か?と思われますが、それもまた違います。これは「貸切バス」といわれるタイプのバスで、個人あるいは団体で一定の金額を払うことで乗れるタイプのバスです。
鉄道で言えば「団体」や「臨時」「修学旅行」に含まれるものです。
そういった特徴もあってか、日常的に見かけることはあまり多くありません。また、ツアー等で使用されるバスはサイズは違うものの、それもまた貸切登録をされていることがほとんどです。
2-4.特定バス(路線型)
一見、路線バスに見えるコレは、実は「特定バス」という別のバス。車両は路線バスとも同じなのですが、使用する用途が限られることから「特定」という登録をされています。
主に、企業輸送(駅と企業の拠点との間)に使われています。一般人が乗れる機会はほとんどありませんが、ごく稀に開放(お買い物バス)や、乗合バスの代走に入ることもあり、そういった場合には企業の関係者でなくても乗車することが可能です。
2-5.自家用車
バスには自家用車のものもあります。例えば、このバスは帝京平成大学の自家用車です。駅とキャンパスとの間を往復し、学生さんたちを運んでいます。他にも、駅から多少はなれた中学高校、特別支援学校などの輸送に使われています。
3.じゃあそもそも、バスって何?
みんなが確実に乗れるわけでも、運賃を確実に取るわけでもない。車両も多様なものがある。じゃぁ、バスってそもそも何か?という質問があるかもしれません。
そこでバスのことを端的にあらわすと「タクシーの規模を大きくしたもの」になります。というのも、バスは一般的に「普通乗合自動車」を使用して運行されていて、人員の輸送を主な目的としています。都市部では完全に路線を敷き、決められた車両で運行していますが、地方に行くにつれ、その定員も減少し、さらには「ハイヤー事業」と呼ばれるものになっていきます。コレは、利用者のニーズがあるところにフレキシブルに輸送する、というものです。
つまり、バスは奥が深いわけです(自己完結)。
次回は、バスのナンバープレートについての話になります。
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